2026年2月更新

2026年におすすめのAIアプリ作成ツール7選

2026年、AIアプリ作成ツールは一気に増えました。とくにBase44のスーパーボウル広告がこのカテゴリーを何百万人もの目に触れさせてからは顕著です。とはいえ、自社の用途に本当に合うのはどれでしょうか。主要7ツールを実際に試して比較したので、判断材料にしてください。

AgentUIチーム•2026年2月•読了12分

評価の方法

各ツールで同じ3つのアプリを作りました。簡単な在庫管理、顧客管理(CRM)ツール、チームのタスク管理です。使いやすさ、開発の速さ、業務運用に耐えるか、データを持ち出せるか、サポートの質、長く使えるかの6点で評価しています。 表計算をやめたい非エンジニアの経営者でも、早くリリースしたいスタートアップの創業者でも、この記事が選択の助けになります。

かんたん比較

プラットフォーム向いている用途AI対応業務運用サポートデータ持ち出し
AgentUI業務運用あり非常に強い人による対応可
Base44素早い試作あり限定的AIのみ一部可
Bubble複雑な作り込みアプリなし自前で構築なし一部可
Bolt開発者向け案件ありなしなし可
Lovableデザイン重視のMVPありなしなし可
Retool社内ツールなし良好なし可
Glide簡単なモバイルアプリなし基本のみなし一部可
#1

AgentUI

イチオシ

日々の業務運用のために作られたツール

AgentUIは、表計算では手に負えなくなった企業向けに作られたAI搭載のノーコードプラットフォームです。汎用のアプリ作成ツールと違い、在庫管理、営業パイプライン、CRM、物流、請求など、実際の業務に沿ったテンプレートを100種類以上そろえています。このリストで、AIチャットボットだけでなく人によるサポートが受けられる唯一のプラットフォームです。

主な機能

  • すぐ使える業務テンプレートが100種類以上(在庫、CRM、営業、物流、人事)
  • 自然言語でのAIアプリ作成。必要なことを書けば動くアプリができます
  • 人によるサポート。困ったときに対応するのはチャットボットではなく担当者です
  • 役割ごとのアクセス権限、複数拠点対応、チームでの共同作業を最初から搭載
  • データの持ち出しが自由。いつでもエクスポートでき、囲い込みはありません
  • 15か国10,000社以上が利用

向いている人

業務を早くデジタル化したい企業。とくに在庫、営業チーム、顧客対応、物流を抱えている場合に向いています。つまずいたときに人に相談したい会社にも最適です。

注意したい点

AgentUIは業務運用に特化しています。一般消費者向けのSNSアプリやゲームを作りたい場合は、汎用のツールのほうが向いています。

#2

Base44

AIによる高速プロトタイピング(Wixが買収)

Base44は2026年2月のスーパーボウル広告で一気に知名度を上げました。2024年創業、2025年6月にWixが買収しています。ふつうの言葉でアプリを説明すると、画面、サーバー側、データベース、ログインまでそろったWebアプリが数分で生成されます。最初の生成の速さは本当に見事です。

主な機能

  • 自然言語から数分でフルスタックのアプリへ。プロトタイプ生成の速さは最上位クラス
  • 画面、サーバー側、データベース、ログインをまとめて生成
  • Gmail、Google Calendar、Stripe、Slackとの連携を標準搭載
  • 学習コストが低く、指示文だけで操作できるため非エンジニアでも扱えます

向いている人

アイデアを素早く形にして検証したい個人開発者やスタートアップの創業者。短期間で試したいMVPに向いています。

注意したい点

Wixによる買収で、製品の方向性と価格の先行きが読みにくくなっています。コードの書き出しはできますが、データやデータベースを外に移すのは簡単ではありません。サポートは弱く、人による対応はなくほぼAIチャットボットです。汎用アプリの作成向けで、業務運用を回す設計ではありません。

#3

Bubble

もっとも作り込めるビジュアル型ノーコードツール

Bubbleは2012年からノーコードの中心にあり、2026年でも屈指の作り込みができるビジュアルツールです。ドラッグ&ドロップの編集画面とビジュアルプログラミングで、複雑な処理、独自のデータベース、API連携、レスポンシブ対応まで扱えます。プラグインの品ぞろえはノーコード系で最大です。

主な機能

  • 条件分岐、繰り返し、APIワークフローに対応した本格的なビジュアル開発環境
  • コミュニティ製の拡張機能が数千点そろう大規模なプラグインストア
  • Bubbleの専用ホスティング、またはDockerでの配置に対応
  • ユーザー認証、権限管理、データベース管理がしっかりしています

向いている人

複雑で作り込んだWebアプリを、コードを書かずに処理と見た目まで自分たちで握りたいチーム。SaaS、マーケットプレイス、要件が特殊な社内ツールに向いています。

注意したい点

習得は簡単ではありません。Bubbleは「説明すれば作ってくれる」ツールではなく、慣れるまで数週間はかかります。規模が大きくなると速度が課題になり、使うほど費用も増えます。手早い試作や非エンジニアには向きません。

#4

Bolt(StackBlitz提供)

エンジニア向けのAIコード生成

BoltはStackBlitzのWebContainers技術の上に作られたAI開発環境です。指示文からフルスタックのアプリを生成しますが、ほかのツールと違って本物のソースコード(React、Next.js、Node.js)が手に入ります。編集も公開も自由で、所有権も自分たちのものです。すべてブラウザーで動き、環境構築は不要です。

主な機能

  • プラットフォーム固有のコードではなく、本番品質の実ソースコードを生成
  • ターミナル、パッケージ管理、ライブプレビューを備えたブラウザー完結の開発環境
  • React、Next.js、Vite、Astroなど最新のフレームワークに対応
  • NetlifyやVercelへワンクリックで公開、プロジェクト一式のダウンロードも可能

向いている人

コードを書く作業をAIに手伝ってほしいが、成果物の所有と管理は手放したくないエンジニアや技術系の創業者。あとから本格的な開発が必要になる案件の立ち上げに向いています。

注意したい点

Boltはエンジニア向けの道具です。コードを読んだり直したりできないとすぐに行き詰まります。生成されたコードに手直しが必要な場面もあります。技術の支援なしで業務用ツールが必要な部門には向きません。

#5

Lovable

デザイン重視のAIフルスタック作成ツール

Lovable(旧GPT Engineer)は、デザインの質にこだわるAIフルスタック作成ツールです。自然言語の説明から、整ったレスポンシブなWebアプリを生成し、見た目の仕上がりに強みがあります。サーバー側の機能はSupabaseと連携し、バージョン管理はGitHubと同期します。

主な機能

  • デザインを起点にしたAI生成で、仕上がりのきれいなレスポンシブ画面ができます
  • データベース、ログイン、リアルタイム機能はSupabaseと連携
  • GitHub同期でバージョン管理と共同開発に対応
  • 生成後の微調整はビジュアル編集画面で行え、コードに触れる必要はありません

向いている人

デザインを大事にしていて、見栄えのする製品を早く出したいスタートアップや個人開発者。ランディングページ、SaaSのMVP、ポートフォリオ向けです。

注意したい点

まだ比較的新しく、エコシステムと利用者コミュニティは老舗より小さめです。サーバー側の作り込みはSupabase連携の枠に収まります。複数ユーザーの権限、在庫、物流といった業務機能は主眼に置かれていません。

#6

Retool

社内ツールの専門プラットフォーム

Retoolは社内ツールを作るためのローコードプラットフォームです。データベース、API、外部サービスに直接つなぎ、ドラッグ&ドロップで管理画面、ダッシュボード、データ登録・編集用のアプリを組み立てられます。2017年から大企業に使われてきました。

主な機能

  • PostgreSQL、MySQL、MongoDB、REST API、GraphQLなど50以上のデータソースに直接接続
  • 表、フォーム、グラフ、地図、ウィザードなどのUI部品を標準搭載
  • 細かい権限設定と操作ログで、企業のコンプライアンス要件に対応
  • データの保管場所に厳しい要件がある組織向けに自社サーバーでの運用も可能

向いている人

既存のデータベースやAPIの上に社内ツール(管理画面、ダッシュボード、承認フロー)を作る必要がある開発チームや、技術のわかる運用責任者。

注意したい点

Retoolには技術知識が要ります。SQLのクエリ、APIのエンドポイント、データ設計の理解が前提です。顧客向けのアプリ用ではありません。大人数になると費用がかさみ、AI起点のツールより習得も大変です。

#7

Glide

スプレッドシートからモバイルアプリへ

GlideはスプレッドシートWebアプリ化の定番で、Google SheetsやExcelをコードなしでモバイルアプリやWebアプリに変えます。すでに表計算で業務が回っているなら、現場チーム向けのアプリ、在庫確認、顧客名簿、データ収集などを手早く用意できます。このリストで最も始めやすいツールのひとつです。

主な機能

  • Google SheetsやExcelに直接接続。手元の表がそのままデータベースになります
  • モバイル前提の設計で、ネイティブアプリのような使い心地
  • 在庫、CRM、名簿、イベント管理など定番用途のテンプレート集
  • 数式やコードなしで計算列と簡単な処理を設定

向いている人

すでに表計算に頼っていて、現場の作業者向けアプリ、データ収集、簡単なCRMを技術的な負担なしに用意したい中小企業や小規模チーム。

注意したい点

Glideのアプリは複雑さに限界があります。表計算で足りなくなる規模になると、Glideでも足りなくなります。カスタマイズの幅はBubbleやRetoolより狭く、データ量が増えると動作が重くなります。無料プランの制限も小さくありません。

AIアプリ作成ツールの選び方

適したツールは、何を本当に作るのか、誰が使うのかで決まります。押さえるべき観点は次のとおりです。

1

業務運用か、試作か

在庫、営業、CRM、物流、チーム管理といった実際の業務を回すなら、そのために作られたツールを選んでください。Base44やBoltのような汎用ツールはアイデアの試作には向きますが、AgentUIが最初から備えている業務フロー、権限管理、運用面の作り込みがありません。同じものを汎用ツールで一から組むと数週間かかり、その後の保守も自分たちの負担になります。

2

データの持ち出しやすさと自立性

価格が変わったり、買収されたり、サービスが終わったりしたときに、データを持ち出して移れるでしょうか。これは仮の話ではありません。Base44は2025年にWixに買収され、多くのSaaSの利用者が買収や方針転換の影響を受けてきました。標準的な形式でいつでもエクスポートできるツールを選び、業務データが独自形式に閉じ込められるものは避けてください。

3

サポートの質

困ったときに人が助けてくれるのか、チャットボットだけなのか。AIアプリ作成ツールの多くはサポートが薄く、回答もほぼAI任せです。Base44も例外ではなく、人の対応がないため、動かなくなった利用者が外部に助けを頼むことになりがちです。AgentUIはこのリストで唯一、事業を理解した担当者による本物の人的サポートを提供しています。

4

必要な技術力

チームの技術力は正直に見積もってください。BubbleとRetoolは相応の知識が要ります。Boltはエンジニア向けです。Base44とLovableは始めやすい一方、作り込みには技術的な助けが必要になりがちです。AgentUIとGlideは非エンジニア前提で設計されており、なかでもAgentUIははるかに複雑な業務ロジックを扱えます。

5

長く使えるか

誰が運営しているか、どう収益を得ているか、12〜24か月後の自社の必要と製品の方向が合うかを確かめましょう。独立して一点に集中している会社のほうが、大企業のサービス群の一機能になった製品より、長い目で利用者に向き合う傾向があります。業務を預ける前に、実績、資金、顧客基盤、公開されている開発計画を確認してください。

結論とおすすめ

ここに挙げたツールにはどれも本物の強みがあります。Base44の速さは本物です。Bubbleの作り込みは他に代えがたい。Boltはコードを自分のものにできます。それでも、試作ではなく実際の業務を動かすプラットフォームを探している企業なら、AgentUIが明確な選択です。 AIによるアプリ作成、100種類以上の業務テンプレート、人によるサポート(チャットボットではありません)、データの持ち出しやすさ、そして見栄えのするデモより運用の作り込みを重視する姿勢。これらをすべて備えるのはAgentUIだけです。すでに15か国5,000社が日々の業務に使っています。 スーパーボウルの広告でAIアプリ作成ツールを知った方も多いはずです。次は、自社の業務のために作られたツールを選ぶ番です。

自社に本当に必要なものを作りませんか

汎用の試作ツールは置いておきましょう。実際の業務運用のために作られたプラットフォームから始めてください。

  • すぐ手を加えられる業務テンプレートが100種類以上
  • 人によるサポート。チャットボットではありません
  • データはいつでもエクスポート可能。囲い込みはありません