アプリを作るならコードが書けて当たり前、という時代を覚えているでしょうか。その時代は終わりました。ノーコードツールは定着し、今では思い描いたものをfunction()を1行も書かずにほぼ形にできます。
ノーコードアプリはかなり前から触っていて、根っからの愛好家として思い入れがあります。この記事のために100を超えるプラットフォームを調査・評価し、まず全体をざっと確認したうえで、有力候補は実際に手を動かして徹底的にテストしました。
ここからは、私が選んだノーコードアプリ開発ツールのベスト12(およびいくつかの次点)です。個人プロジェクトでも、新しいSaaSの立ち上げでも、社内ツールの構築でも、このどれかが最短ルートになります。
- •AgentUI — アプリ構築と自動化を一つの場所で
- •Zapier — AIオーケストレーション
- •Softr — まったくの初心者に
- •Bubble — 機能の幅と使いやすさのバランス
- •Glide — スマホで快適に動くWebアプリ
- •Momen — アプリにAI機能を組み込む
- •Bildr — 柔軟性
- •Backendless — データとインフラを細かく制御
- •WeWeb と Xano — モジュール式で拡張しやすいアプリ
- •FlutterFlow・Firebase・Buildship — 複数プラットフォーム対応
- •Retool — 社内ツール
- •Adalo — モバイルアプリの高速プロトタイピング
ノーコード開発とバイブコーディングの違い
ノーコードツールの話に入る前に、最近登場した別の開発手段と比べておきましょう。バイブコーディングのプラットフォームは、自然言語の指示からAIがアプリ一式を生成し、動作に必要なファイル・コード・設定をまとめて作ります。
とにかく速く、ごく簡単な試作なら数時間で動かせます。
それに比べるとノーコードは、少なくとも最初のうちは遅く感じます。多くのノーコードプラットフォームもAIでアプリをゼロから生成できるようになりましたが、バイブコーディングほどの自由さや即時性はまだありません。ただし参入のハードルは低く、望まなければコードに触れる必要がなく、不具合やクラッシュを防ぐガードレールが最初から用意されているため、原因調査の負担はずっと小さくなります。
ソフトウェア開発がまったく初めてで、最初のアプリを作りたいなら、バイブコーディングのほうが入りやすい出発点です。
コードなしでアプリを作るための条件
アプリの評価とテストの方法
この手のおすすめ記事は、キャリアの大半をソフトウェアの利用・検証・執筆に費やしてきた書き手が担当しています。特に断りがない限り、1つのアプリにつき数十時間をかけて調査とテストを行い、本来の使い方に沿って使い、カテゴリーごとに定めた基準で採点します。記事内での掲載やリンクの対価を受け取ることは一切ありません。読者の信頼を損なうリスクは負えないからです。
全体の流れ。コードなしでアプリを作れるツールの多くは、作業を3つに分けています。まずデータベースを設計します。ここに、利用者が入力・検索するすべての情報が入ります。次に画面を組み立てます。利用者が触れる画面、ボタン、入力欄です。最後にアプリのロジックを作ります。要するに、ある出来事が起きたときに何をするかを決める作業です。「利用者が『Open』ボタンを押したら……ポップアップを開く」といった具合です。
優れたプラットフォームはビジュアルプログラミングの体験を提供します。コードを書かず、コンピューターの「考え方」を深く理解していなくても、頭の中にある通りにアプリを組み立てられます。非エンジニアに開発の扉を開くだけでなく、基本的な機能づくりにかかる時間をプロの開発者からも減らし、より大きな課題に時間を回せるようにします。
各ツールを試すとき、私が見ていた点はこれです。
本当にノーコードであること。
HTMLもCSSもJavaScriptも不要。このリストのどのツールでも、望まなければ最初から最後までコードを1行も書かずに作れます。ただし、腕に覚えがある人や思い切れる人のために、後半ではローコードに踏み込める複雑な選択肢も紹介します。その分、自由度は上がります。
使いやすさ。
ビジュアルプログラミングの考え方は、すぐに飲み込めることが条件です。ここで挙げたアプリの画面はどれも親しみやすく直感的で、目立つ動作の重さや奇妙な不具合もありません。ただし、このリストで最も簡単なツールは良い結果を出せる一方、学習コストの高いツールほどの実力はありません。本当に独自のものを作るなら、自由度を最大にするために余分な時間をかける価値があります。
ヘルプとドキュメント。
充実したナレッジベースは出発点にすぎません。導入記事、対話型のガイド、動画など、学習を速め、作りながら詰まったときに自力で解決できる材料がそろっているプラットフォームを優先しました。
柔軟性。
個人プロジェクトでも、企業向けアプリでも。何を作るにせよ、ここに挙げたプラットフォームは望む機能を足せるだけの柔軟さがあります。だからこそ、社内ツールなど特定の用途だけに絞られたプラットフォームはこのリストに入っていません。
コミュニティ。
ドキュメントだけでは限界があり、そこで経験者の集まる活発なフォーラムが効いてきます。ここで紹介するアプリにはにぎやかなフォーラムと独立系の発信者がそろっているので、朝のコーヒー片手にYouTubeで学べます。
各プラットフォームに登録したあと、勧められた導入記事を開き、ごく簡単なCRMを作ることを目標にしました。連絡先と商談を追加する機能に、それらをまとめる簡素なダッシュボードを足したものです。かなり試行錯誤し、詰まるたびにその内容を検索して、フォーラムの投稿、ナレッジベース、YouTubeのどこかにある解決策までたどりました。最後に各プラットフォームの事例ページを見て、そのツールで作られたアプリをネットで探し、実際の柔軟さと、実ユーザーがどれだけ成果を出しているかを確かめました。
アプリの紹介に入る前にもう一つ。Coaching No Code Appsの創業者たちの言葉を借りれば、「ノーコードはノーワークではない」。これらのツールを使うときは、新しいスキルを身につけ、作り手の頭に切り替える心づもりをしておいてください。
ノーコードアプリ開発ツール比較一覧
| プラットフォーム | 向いている用途 | 際立つ機能 | 料金 |
|---|---|---|---|
| AgentUI | アプリ構築と自動化を一元化 | すべてが一つのプラットフォーム内 | 無料プランあり。有料プランは月額99ドルから |
| Zapier | AIオーケストレーション | 8,000を超える連携先 | 無料プランあり。有料プランは月額19.99ドルから |
| Softr | まったくの初心者 | AIによるアプリ自動生成 | 無料プランあり。有料プランは月額49ドルから |
| Bubble | 機能の幅と使いやすさ | 独自のビジュアルプログラミング言語 | 無料プランあり。有料プランは月額29ドルから |
| Glide | シンプルなモバイルアプリ | スマホで快適に動くWebアプリ | 無料プランあり。有料プランは月額19ドルから |
| Momen | アプリへのAI機能組み込み | AIエージェントビルダーを内蔵 | 無料プランあり。有料プランは月額33ドルから |
| Bildr | 柔軟性 | とことん視覚的な作成プロセス | 無料プランあり。有料プランは月額24ドルから |
| Backendless | データとインフラの高度な制御 | UIビルダー付きのBackend-as-a-Service | 無料プランあり。有料プランは月額15ドルから |
| WeWeb and Xano | モジュール式で拡張しやすいアプリ | フロントエンドとバックエンドの分離 | 無料プランあり。WeWebは月額49ドルから、Xanoは月額100ドルから |
| FlutterFlow, Firebase, and Buildship | 複数プラットフォーム対応 | クロスプラットフォーム対応 | 無料プランあり。FlutterFlowは月額30ドルから |
| Retool | 社内ツール | 運用チーム向けのドラッグ&ドロップ部品 | 無料プランあり。有料プランは1ユーザーあたり月額10ドルから |
| Adalo | モバイルアプリの高速プロトタイピング | iOSとAndroidへのネイティブ公開 | 無料プランあり。有料プランは月額36ドルから |
アプリ構築と自動化の一元化に最適なノーコードアプリ開発ツール
AgentUI
良い点
- ✓アプリ・自動化・データベースが一つのプラットフォーム上で連動する
- ✓同じデータを自動化とアプリの両方で使い回せる
- ✓チーム向けの社内ポータルを自由に作れる
- ✓30以上の連携先が最初から使える
気になる点
- ✗比較的新しく、コミュニティはまだ成長途上
- ✗クレジット制のため使用量に気を配る必要がある
アプリを作る、データベースを管理する、自動化を組む——そのたびに別々のプラットフォームを行き来するのに疲れているなら、AgentUIはそれらを一つ屋根の下にまとめます。アプリ開発とワークフロー自動化をようやくつないだプラットフォームで、ノーコード領域に欠けていた部分です。肝は一体化した設計です。アプリを作ると、自動化から参照できるデータベースが自動的にできあがります。フォーム送信をきっかけにワークフローを動かしたい。もうつながっています。自動化の結果をアプリのダッシュボードに出したい。データはそのまま流れます。API接続の設定やWebhookの管理、外部の連携サービスに頼る手間は不要です。
料金
無料プランでは、クレジットと機能に制限があるものの、プラットフォームを試して試作品を作れます。有料プランは月額99ドルから。自動化クレジットの割り当てに応じた段階制で、上位になるほど処理能力、チームメンバー枠、高度な機能が増えます。Build With Youは、実作業を伴う開発支援とコンサルティングを含む個別見積もりです。Enterpriseも個別見積もりで、専用インフラ、優先サポート、上限のないスケーリングが付きます。
AIオーケストレーションに最適なノーコードアプリ開発ツール
Zapier
良い点
- ✓企業水準のセキュリティと機能を、使いやすさと両立
- ✓自動化を起点に設計された思想
気になる点
- ✗ほかのツールほど細部まで見た目を作り込めない
Zapierはこのリストの中でも性格が異なります。ツールの画面づくりの自由度は高くなく、その代わりに手順が単純です。フロントエンドを細部まで思い通りに詰めることはできません。それでも、ドラッグ&ドロップのビルダーには、見込み客や顧客に向けたランディングページ、問い合わせを集めるフォーム、資料を置く顧客ポータルなどを組み立てるのに必要なものはそろっています。ページにパスワードをかけて閲覧を制限したり、決済を入れて製品を収益化したりもできます。データ面では、テーブルを作って画面で使う情報を長期に保存でき、複雑なZap(自動化フローの呼び名)の実行中だけ一時的に保持することもできます。
料金
無料プランでは、Zapierの自動化プラットフォーム、2ステップのZap無制限、Interfaces(画面)、Tables(ネイティブのデータ保存)が使えます。ただし月100回のZap実行が上限です。Professionalプランは月額29.99ドル(年払いなら月額19.99ドル)で、複数ステップのZap、プレミアム連携、AIフィールド、フォームの条件分岐が使えるようになります。上位プランでは共同作業、組織管理、企業向け機能が加わります。
まったくの初心者に最適なノーコードアプリ開発ツール
Softr
良い点
- ✓覚えるのがとても簡単
- ✓独自のデータソースと高度なロジックに対応(Softr Workflowsはベータ版)
気になる点
- ✗SaaS製品づくりには向かない
Softrの見た目の簡素さにだまされないでください。高機能なアプリにありがちな複雑さはありませんが、作れるものの幅と、用意されたカスタマイズの選択肢は意外なほど充実しています。ここ2年は顧客ポータルと社内ツールに軸足を移していますが、製品要件や対象読者、技術構成によってはMVPづくりにも十分使えます。画面はブロックを積み上げて作ります。細部の作り込みは効きませんが、フォームや一覧、決済の流れを組み上げる速さは格別です。
料金
Softrの無料プランでは、データソース7件と公開アプリ1件を登録ユーザー10人まで使えます。レコード数や使えるUIブロックなどに制限はありますが、簡単なアプリを試作として作り、有料に移る前にかなりの期間試せます。Basicプランは月額59ドル(年払いなら月額49ドル)で、公開アプリ3件・ユーザー20人まで広がります。
機能の幅と使いやすさのバランスに優れたノーコードアプリ開発ツール
Bubble
良い点
- ✓ほぼ何でも作れる
- ✓試作品やMVPづくりに最適
気になる点
- ✗処理量に応じた料金体系で、費用を抑えるには理解が必要
Bubbleは独自のビジュアルプログラミング言語を備えており、初心者でもコードなしでアプリを作れる一方、ローコードに踏み込むプラットフォームらしい自由度も残しています。画面、データ構造、全体の性能にかなり手を入れられます。実際、Bubbleだけで顧客のアプリを作るノーコード系の制作会社もあるほど堅実です。エディタでの典型的な作業は、Canvaのような操作で画面を組み、Excelに似た画面でデータを扱い、Zapierを思わせるワークフローで手順どおりのロジックを組み立てることです。
料金
Bubbleの無料プランは、学習用にも公開前の試作にも十分な内容です。主に足りないのはAPIワークフロー、つまりサーバー側のロジックです。利用者の端末で実行すると失敗しかねない処理や、データの正確さ・安全性が求められる処理には欠かせません。最も安い有料プランStarterは月額32ドル(年払いなら月額29ドル)で、APIワークフローを含め、モバイルアプリづくりに必要なものが一通りそろいます。
スマホで快適に動くWebアプリに最適なノーコードアプリ開発ツール
Glide
良い点
- ✓データソースの選択肢が豊富
- ✓作って直すサイクルがとても速い
気になる点
- ✗一般消費者向けアプリには不向き
同じアプリを複数の端末で使えると仕事がはかどります。腰を据えた作業はノートパソコン、外出先の短い操作はスマートフォンが得意です。その両方、さらにその中間まで見据えてアプリを作るのは負担が大きく、レスポンシブ設計に頭を悩ませることになります。Glideはこの工程を丸ごと省きます。追加の設定なしで、どの端末でも快適に動くのです。画面づくりの手順がかなり型にはまっているおかげで、各タブに用意されたレイアウト(スワイプ、チェックリスト、カードなど)を選ぶだけで、見た目と動きが決まります。
料金
このカテゴリーの多くと同様、Glideの無料プランは学習と最初の試作に向いています。アプリ1件・ユーザー10人、データソースは最大2万5千行までです。個人向けのExplorerプランは月額25ドル(年払いなら月額19ドル)からで、ユーザーを100人まで増やせ、高度なロジックや連携も使えます。
アプリへのAI機能組み込みに最適なノーコードアプリ開発ツール
Momen
良い点
- ✓画面・データ・ロジックを一通り備えたフルスタック
- ✓拡張を前提に設計されている
気になる点
- ✗2024年登場で、市場ではまだ新顔
アプリにAI機能を組み込むとなると、開発時間のかなりの部分が、OpenAIへのAPI呼び出しの設定に費やされます。データを送り、応答を受け取るための作業です。ほかのノーコードプラットフォームにも汎用の接続はありますが、Momenはフルスタックの機能に加えてAIエージェントビルダーを内蔵しており、この工程が速く、管理しやすくなります。LLMが良い応答を返すために必要なものを渡す道具は一通りそろっています。入力はいくつでも追加でき、データ型も選べます(マルチモーダル用途向けに画像や動画も含みます)。
料金
無料プランでは、AIカスタマイズ1件、API1件、Actionflow1件付きでWeb公開ができ、計算資源は共有です。Basicプランは月額39ドル(年払いなら月額33ドル)で、ホワイトラベル、独自ドメイン、AIカスタマイズ無制限、Actionflow、APIが使えるようになり、専用のクラウド資源10ユニットが付きます。
柔軟性で選ぶならこのノーコードアプリ開発ツール
Bildr
良い点
- ✓とことん視覚的な作成プロセス
- ✓時間を節約できる機能が多い
気になる点
- ✗ときどき動作がもたつく
Webアプリ、Chrome拡張機能、スマートフォン向けのプログレッシブWebアプリ、そしてWeb3のブロックチェーン対応アプリ。Bildrが最も得意とするのはこのあたりです。柔軟さに加えて気に入っているのは、制作の全工程が視覚的であることです。Figmaを使った経験があれば画面はすぐになじむでしょう。なければ、Miroのようなホワイトボードアプリが一番近い感覚です。アプリのページ、画面、パターンがすべて一枚の大きなキャンバスに並びます。
料金
Bildrの無料プランはプラットフォームを覚えるのに十分です。初期プロジェクトならユーザー数は無制限、独自ドメインなしでのプレビュー、さらにChrome拡張機能のテストまでできます。Launchプランは月額29ドル(年払いなら月額24ドル)で、Bildrのブランド表示が消え、独自ドメインをつなげられ、従量制の上限も引き上げられます。
データとインフラを細かく制御したい人向けのノーコードアプリ開発ツール
Backendless
良い点
- ✓とても柔軟
- ✓アプリのあらゆる部分を細かく制御できる
気になる点
- ✗習得のハードルが高い
Backendlessは、技術に前向きで怖じ気づかない人向けです。使いやすさではこのリストの中で下位に位置し、「これは本当にノーコードか」という問いにもぎりぎりで答える程度です。ではなぜ挙げるのか。柔軟性、ドキュメント、コミュニティのためです。今日使われているアプリは大きく二つに分かれます。フロントエンド(画面、ボタン、入力欄)と、バックエンド(データを保存しロジックを処理する、つながり合ったサーバーとサービス群)です。BackendlessはBackend-as-a-Serviceとして始まり、サイトやアプリ、クラウドサービスを動かすのに必要なデータベースとサービス一式を開発者が組み上げるのを助けてきました。
料金
Backendlessは1分あたり50回のAPIリクエスト、データベーステーブル20個、ファイル保存1GBに対応し、大半の機能に固定の上限があります。プラットフォームを学ぶ用途に限られる内容です。Scaleプランは月額15ドルで、アプリを動かすための基本がそろい、キャッシュ、アクションとデータベース機能、ファイル保存、通知とメッセージ、ビジネスロジックのスクリプトと実行について従量制の上限が設けられています。
モジュール式で拡張しやすいアプリに最適なノーコードアプリ開発ツール
WeWeb と Xano
良い点
- ✓ノーコード・ローコード・コードを一つのアプリで混ぜられる
- ✓企業水準の機能が用意されている
- ✓難度を考えれば非常に柔軟な組み合わせ
気になる点
- ✗プラットフォームが2つ、学習コストも2つ分
- ✗アプリが大きくなるとXanoはかなり技術的になる
データ、画面、ワークフローを一つのプラットフォームにまとめたフルスタック型は、ほかに何も用意せずゼロから公開までたどり着けるのが利点です。ただしそれは一社に依存することでもあり、値上げや障害、自分の開発方針とずれていくロードマップに振り回される恐れがあります。対処法は、フロントエンドとバックエンドを切り離し、画面はWeWeb、インフラはXanoという完全なモジュール構成にすることです。WeWebのエディタ画面はとても整理されています。機能が多いぶん慣れるまで時間はかかりますが、地形さえつかめば、ページ構造の確認、要素の追加、バックエンドの設定といった操作はすぐ見つかります。
料金
WeWebでは自社ドメイン上にアプリを公開でき、アプリセッションは最大500、帯域は1GBまで含まれます。Xanoの無料枠はAPI呼び出しが20秒あたり10回に制限されます。WeWebのLaunchプラン(月額12ドル)にすると、独自ドメインの追加、WeWebのブランド表示の削除、セッション数の無制限化、帯域は最大10GBまで拡大します。XanoのStarterプラン(月額29ドル)はAPIのレート制限とデータベースの制約をなくし、計算資源とストレージを増やし、GDPR対応も加わります。
複数プラットフォーム対応に最適なノーコードアプリ開発ツール
FlutterFlow・Firebase・Buildship
良い点
- ✓作り込みの自由度が高い
- ✓コードで拡張できる
- ✓FlutterFlowもBuildshipもAI機能が充実している
気になる点
- ✗プラットフォーム3つ、学習の山も3つ
- ✗ノーコードの中級以上の経験が必要
三つ組みの構成です。FlutterFlow、Firebase、Buildshipの組み合わせは気軽とは言えず、完全なノーコードでもありませんが、Android・iOS・Windows・Mac、さらにLinuxでも動くアプリを作る難度を下げてくれます。中心はFlutterFlowで、画面設計とアプリの基本設定にいちばん時間を使う場所です。画面設計の流れは直感的で手応えがあり、スマートフォンの高度な指の操作にも対応しています。Firebaseはユーザーアカウントとデータベースを担当します。無料枠が寛大で、インフラを動かすのに十分な保存容量と計算資源があり、新規ユーザーが順調に増えていく時期でも資金の持ちを良くしてくれます。
料金
FlutterFlowでは、アプリの試作を無料で作れます。Firebaseは月間アクティブユーザー5万人までという非常に寛大な無料枠を用意しています。BuildShipはアクティブなフロー5件と無料クレジット3,000を提供します。FlutterFlowの有料Basicプラン(月額39ドル)では、API接続とプロジェクト数の制限がなくなります。Firebaseは月間アクティブユーザー5万人を超えると従量課金になります。BuildShipのStarterプラン(月額25ドル)では、アクティブなフロー20件とクレジット20,000が使えます。
社内ツールに最適なノーコードアプリ開発ツール
Retool
良い点
- ✓社内ツール専用に作られている
- ✓ほぼあらゆるデータソースにつながる
- ✓運用チームを念頭に設計されたドラッグ&ドロップ部品
気になる点
- ✗汎用のツールより割高
- ✗簡単なプロジェクトには過剰
Retoolは、社内ツールを手早く作るための定番として地位を築いてきました。汎用のアプリ開発ツールと違い、運用チームやカスタマーサポート、社内の関係者が必要とするもの——ダッシュボード、管理画面、データ管理の画面、業務フローのツール——に的を絞っています。強みは既存のデータベースやAPIへの接続です。PostgreSQLでも、MongoDBでも、REST APIでも、GraphQLのエンドポイントでも、データを引き出してその周りに画面を組むのが簡単です。
料金
無料プランは最大5ユーザーまでで、主要機能とアプリ数無制限が使えます。Teamプランは1ユーザーあたり月額10ドル(年払い)で、高度な機能、監査ログ、優先サポートが付きます。BusinessとEnterpriseでは、独自ブランディング、SAML SSO、専用インフラが加わります。
モバイルアプリの高速プロトタイピングに最適なノーコードアプリ開発ツール
Adalo
良い点
- ✓モバイルアプリの初心者にやさしい
- ✓iOSとAndroidへネイティブに公開できる
- ✓すっきりした現代的なデザインテンプレート
気になる点
- ✗FlutterFlowに比べると作り込みの幅が狭い
- ✗複雑なアプリでは動作が重くなることがある
Adaloは、コードなしでモバイルアプリを作る作業を驚くほど簡単にします。ネイティブのモバイルアプリ制作に特化して設計されており、その手順の分かりやすさに表れています。作りながらスマートフォンでの見え方をそのまま確認でき、タッチ操作に最適化された既成の部品も豊富です。ドラッグ&ドロップの画面はノーコード全体でも屈指の分かりやすさで、技術的な細部にはまり込まずに画面や部品、動作を足していけます。レスポンシブ対応はAdaloが自動で処理するため、追加作業なしにさまざまな画面サイズできれいに表示されます。
料金
無料プランでは、Adaloのブランド表示と機能制限つきでアプリを作って試せます。Starterプランは月額45ドル(年払いなら月額36ドル)で、ブランド表示が消え、アプリストアへの公開ができるようになります。ProfessionalとBusinessでは、独自ドメイン、データベースのレコード数増加、チーム向け機能が加わります。
コードを書かずにアプリを作る
コードなしでアプリを作る作業は、本来楽しいものであるべきです。ここまで読めば、自分のプロジェクトにどのプラットフォームが合うか、おおよそ見当がついているはずです。このリストのどのツールにも無料プラン、あるいは「学ぶのは無料、公開するときに支払う」形が用意されているので、今すぐアカウントを作って試し始められます。最後に一つ助言を。始めるときにプロジェクトを2つ作ってください。一つは本当に作りたいアプリ用、もう一つは試行と学習用です。本番のアプリで行き詰まるたび、テスト用のほうへ移って可能性を洗い出し、直し方を試します。これでツールの腕が上がり、学びながらも本番のプロジェクトはきれいなまま保てます。良いものづくりを。
