よくある質問

Microsoft Excelでダッシュボードを作るには?

Microsoft Excelでダッシュボードを作る手順そのものは単純ですが、うまく仕上げるにはグラフや数式に触れる前の設計が欠かせません。まず読み手を決めます。週次パイプラインを追う営業マネージャー向けのダッシュボードと、資金繰りを見る経理チーム向けのダッシュボードでは、まったく別物になります。指標もレイアウトも粒度も、実際に使う人に合わせて選びます。

出発点はデータです。元データはダッシュボードとは別の専用シートにまとめます。各データセットは通常の範囲ではなくExcelのテーブル(挿入 > テーブル)として書式設定してください。テーブルは行が増えると自動で範囲が広がるため、ピボットテーブルやグラフが範囲を手直しせずに新しいデータを拾います。テーブル名は内容がわかる名前にしておくと、後で数式が読みやすくなります。

次に計算層を作ります。元データを必要なビューに集約するピボットテーブルを用意します。よく使うのは期間別の合計、カテゴリ別の平均、ステータス別の件数、今月と先月の比較などです。ピボットテーブルはそれぞれ非表示シートに置くと整理しやすくなります。ピボットテーブルで足りない計算は、別の計算用シートにSUMIFS、COUNTIFS、INDEX/MATCHを使った作業列を用意します。

ここでダッシュボードシートを設計します。まっさらなワークシートから始めてください。最も重要な数値は左上に置きます。人が最初に見る場所だからです。売上合計、アクティブユーザー、未対応チケットといった主要指標は大きな文字サイズで見せます。その下に、その数字の背景を語るグラフを2〜4点並べます。高さをそろえ、グリッドに沿わせると画面が締まります。

スライサーで操作性を足します。スライサーをピボットテーブルに接続すれば、セルを編集しなくてもボタンを押すだけでダッシュボード全体を絞り込めます。レポートの接続機能を使えば1つのスライサーを複数のピボットテーブルにつなげられ、誰かがフィルターを選んでもすべてのグラフが同じ条件で動きます。

最後にダッシュボードを保護します。データシートとピボットテーブルシートを非表示にし、数式が誤って壊されないようダッシュボードシートを保護し、画面がスクロールするなら上部の行を固定します。新しいデータを数行追加して、すべて正しく更新されるか確認してください。

本来もっと簡単であるはずの作業にしては手間が多いと感じるなら、それはExcelが表計算ソフトとして作られていて、ダッシュボードの基盤として作られていないからです。AgentUIのようなツールなら、ピボットテーブルやスライサーの設定は丸ごと不要です。データをアップロードするか接続し、何を追跡したいかを言葉で伝えるだけで、数時間ではなく数分で動くダッシュボードが手に入ります。

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