どの学校も、誰も信用していない表計算ファイルで回っています
出欠は別ファイル、問題行動の記録はさらに別、入学手続きはメールの中。そして全体のつながりを理解しているのは一人だけ。その人が休むと業務が止まります。
教育のためのノーコードが実際に置き換えるもの
校務システムそのものではありません。その周辺にある十数個の小さな業務——どのベンダーも売っておらず、どの学校も手作業でこなしているもの——です。
アクセス制御のない共有スプレッドシート
リンクを知る全員がどの行も編集できます。児童生徒のデータを含む行も同様です。誰がいつ評定や連絡先を書き換えたのか、誰にも分かりません。
特定の一人のメールボックスにある業務
入学の問い合わせ、校外学習の同意、代替教員の手配。誰かが手順を覚えているから回っているだけで、それは仕組みとは言えません。
学期ごとに手作業で作り直す報告資料
3つのファイルを書き出し、貼り合わせ、書式を整えてPDFで送る。毎回6時間かかり、その頃には数字はもう古くなっています。
稟議を通せないベンダー見積もり
業務ひとつのためのモジュールが、児童生徒1人あたりの年額課金で、12か月契約。しかも導入時期が試験期間の真っ只中。
学校が最初に作る6つのツール
どれも空きコマひとつで作り終えられる大きさで、しかも同じ週のうちに職員が違いに気づく程度には役に立ちます。
| ツール | 置き換える対象 | 構築時間 |
|---|---|---|
| 出欠・欠席記録 | 共有スプレッドシートと紙の出席簿 | 2〜3時間 |
| 入学問い合わせのパイプライン | メールボックスと色分けした表 | 3〜5時間 |
| 行動・事案の記録 | 誰も書かない用紙と、引き出しの中のファイル | 3〜4時間 |
| 施設・修繕の依頼 | 用務担当へのメール | 2〜3時間 |
| 校外学習の同意と集金管理 | 紙の提出票とホワイトボードの集計 | 3〜4時間 |
| 予算・購入の承認 | 各部署を回覧する押印書類 | 4〜6時間 |
Building education apps with AI covers learning platforms and student portals. This page is about the operational tools that run the school itself.
児童生徒のデータには権限と監査ログが要る
だからこそ、子どもに関するデータの置き場所として共有スプレッドシートは適切ではありません。ここで作るツールにはロールベースのアクセス制御、シングルサインオン、そして誰が何をいつ変更したかを残す監査ログが備わります。担任は自分のクラスだけを、児童保護の担当者は権限のある範囲だけを見られ、事務室は記憶ではなく記録で問い合わせに答えられます。
- ロールベースのアクセス制御により、教員、学年主任、事務室がそれぞれ別の範囲を見ます。
- すべての変更に監査ログ(誰が・何を・いつ)。全プランで利用できます。
- シングルサインオンにより、アカウントは共有パスワードではなく職員名簿に連動します。
- 共有データベースにより、入学、出欠、報告が同じレコードを参照します。
規則は国や自治体によって異なります。ツールが児童生徒の記録に触れる前に、自分たちの義務を確認してください。米国では教育省のStudent Privacy Policy Officeが参照先になります。
米国教育省による児童生徒プライバシーの手引き児童生徒の記録に対する変更をすべて残す監査ログ
1学期で導入する進め方
うまくいく学校は、最も大きな業務からは始めません。いちばん多くの人を苛立たせていて、しかも失敗しても安全な業務から始めます。
- 1
1週目 — 面倒な業務をひとつ選ぶ
修繕依頼か校外学習の同意書。リスクは低く目につきやすく、最初のバージョンでは児童生徒の記録を扱いません。
- 2
2〜3週目 — 使う人と一緒に作る
業務を普通の言葉で説明して動くツールを用意し、事務職員と並んで座り、その場で直していきます。
- 3
4〜6週目 — 従来のやり方と並走させる
ツールが1サイクルを乗り切るまでスプレッドシートを残します。信頼は「退屈なほど普通に動くこと」で得られるもので、告知メールでは得られません。
- 4
学期の残り — 2つ目、3つ目を追加
ひとつ移行できれば次は速くなります。職員名簿も権限も習慣も、すでにそろっているからです。
学校にかかる費用
課金は児童生徒数ではなく、プロジェクト数と構築する職員数に対して行われます。単一の部署でも導入できるのはこの違いのおかげです。無料プランはカード不要で3プロジェクト、Soloは月25ドルで5、Builderは月49.99ドルで10プロジェクトと2名の構築者。業務ひとつ分のモジュールの年額より安く収まります。
料金はアカウント単位で、児童生徒1人あたりではありません。部署の予算を確定する前に、全プランを比較してください。 See all AgentUI plans
教育のためのノーコード: よくある質問
教育のためのノーコードとは何ですか
学校の職員が、コードを書く代わりに業務を説明することで、出欠記録、入学対応の進行管理、承認フローなどの運用ツールを自分たちで作る取り組みです。ログイン、ロール権限、監査ログを備えた状態で出来上がるため、児童生徒のデータの近くでも安全に使えます。
情報部門がないと使えませんか
いいえ。すでにその業務を担当している人が作ります。シングルサインオンの設定や、どの職種がどの記録を見られるかの判断では情報部門が役立ちますが、コードを書いたり保守したりする必要はありません。
校務システムを置き換えますか
いいえ、置き換えるべきでもありません。在籍や成績の正本は校務システムのままです。ここで扱うのはその周辺の業務、つまり製品として売られておらず、多くの学校が表計算でこなしているものです。
児童生徒のデータを扱っても安全ですか
必要な統制は全プランに含まれます。ロールベースのアクセス制御、シングルサインオン、すべての変更の監査ログです。異なるのは各自治体・各国の法的義務なので、記録に触れる前に必ず確認してください。
作った担当者が異動したらどうなりますか
表計算ベースの業務が壊れる原因がまさにこれです。ツールは個人のファイルではなく学校のアカウントに残り、権限は引き継ぎ後も維持され、監査ログに変更履歴が残ります。さらに実際のチームがビルドをレビューし、連携の設定を支援します。
児童生徒1人あたりいくらですか
かかりません。課金はプロジェクト数と構築する職員数に対してで、児童生徒数ではありません。だからこそ一部署でも導入できます。無料プランはカード不要で3プロジェクトです。